全国仮設安全事業協同組合（ACCESS）では、足場等の安全点検（組立て・変更時等）を実施する者として「仮設安全監理者資格取得講習会（足場編）」を開催していますが、新たに当該講習会を受講した者を対象として「仮設安全監理者を対象としたリスキリング（足場編）」（有料）を開始します。

厚生労働省では、2023年（令和5年）3月14日、足場からの墜落・転落災害防止の充実を図るため、労働安全衛生規則の一部を改正するとともに、同日付けで安全衛生部長から「足場からの墜落・転落災害防止総合対策推進要綱の改正について」が発出されており、労働災害防止対策の徹底を図るよう関係業団体に対して要請がなされております。

「仮設安全監理者を対象としたリスキリング（足場編）」は、推進要綱にある「足場等の安全点検の確実な実施」において、足場等の組立て・変更時等の点検者として「十分な知識・経験を有する者」の一つに「仮設安全監理者」がありますが、今回の改正安衛則を契機として、足場の点検実務者の安全点検に対する点検者への責任が更に増していくことから、ACCESSがこれまで実施、養成してきた仮設安全監理者の重要性及びニーズがより一層高まる半面、仮設安全監理者の資格取得後において、当該受講者を対象とした再講習会は開催していないという課題もありました。

そこでACCESSでは「仮設安全監理者制度の充実強化等に関する検討小委員会」を設置し、仮設安全監理者制度の諸課題について検討した結果を「第二次報告書」として取りまとめ、第24回通常総会（2024年5月22日開催）で報告しましたが、その中で新たに、仮設安全監理者を対象として足場等の安全点検のポイントを盛り込んだリスキリング（足場編）を開始することとしました。

なお、当面、ACCESSの組合員・賛助会員企業所属の仮設安全監理者資格取得者を対象に実施します。これを受講された方には「仮設安全監理者リスキリング修了証」を交付します。

Zoomを使用したオンラインでの実施です。出席確認を行いますのでカメラのある端末から受講をお願いします。その他実施要領や日程（随時更新）等については下記リンクからご確認ください。

仮設安全監理者を対象としたリスキリング