全国仮設安全事業協同組合(小野辰雄理事長)は25日、東京の明治記念館で「第10回通常総会」を開催、総会には350名が参加した。

　冒頭、小野辰雄理事長は、「仮設安全監理者5,000人を養成し、足場の安全点検も70,000現場も達成し、点検した箇所からは一件も死亡事故が起きていない。この成果をもとに安全衛生部長通達の法制化を訴えていきたい。また、今回、青年部が発足し、若きパワーのもとで組合を再生する考えだ」と挨拶した。総会にあわせて、最近、若い経営者への世代交代が活発に行われているが、代を継いでも、「足場の安全対策」及び「建設職人社会ルネッサンス」の理念や活動をより活発にしていくことが重要であると鑑み、本年度からすでに規約にある「青年部」の第一回総会を行い、会長は、ホリー株式会社の佐古篤彦常務執行役員営業本部長が就任した。

　このほか総会ではこれまで功績のあった理事及び監事を表彰するとともに、懇親会では、特別功労賞として、内田祥哉東京大学名誉教授、三浦裕二日本大学名誉教授に、特別記念賞として、5,000番目の仮設安全監理者である横田太神興建設株式会社工事部工事課長を、仮設安全監理者による足場の安全点検70,000現場目を点検した小笠原真司日建片桐リース株式会社旭川支店主任をそれぞれ表彰を行った。